より詳しい勉強法について受験した方からのアンケートをまとめました。
誤字脱字もありますが、そのまま掲載します。ご了承ください。
■直前講座へ参加することで合格ラインの判定ができます
独学で受験勉強してる方は、自分が合格ラインに達してるのか不安もあることでしょう。そうした時に、直前講座に参加することで不安から確信に変われると思います。勉強を計画通り進めるのも大事ですが、申請、講習、試験という流れを把握することも大切です。
■試験は選択式になっています
調理師試験の問題はすべて4択の選択式です。独自の言い回しがあるので、なるべく多くの問題をこなして慣れておく必要があります。「取り消される理由にならないのはどれか」などの表現で勘違いして間違え無いようにします。
■食文化概論について
食文化概論は日本をはじめ各国の食に関しての文化、食の意義についての問題になります。民族や風習により異なる食文化を理解することになります。加工、調理は動物の中でも人のみがするもので、道具使用、火の利用、食物の味付けはその象徴です。加工は原料、素材に手を加えて新たなものを作ることを意味して、調理はおいしさを求める行動となります。イスラム教で豚肉が、ヒンズー教で牛肉が、御法度など宗教上の食のタブーは調理師実務上必須知識です。
■献立について知っておく
献立部分は、年齢による献立の組み方の基本、特別職についての知識が大事です。特別職は医師の発行する食事箋に基づいた治療食や離乳食などに当たり、糖尿病は偏食しない、腎臓病は減塩食などを病気ごとに把握します。実務に直結する知識になっているので、しっかり内容を理解しておく必要があります。
■食品学は穀類やイモ類など食品種類ごとの特徴を知る必要があります
穀類は外皮などにより構成されていて、糖質豊富。脂肪分が少ないですが、たんぱく質を有していてリンなどの成分が豊富です。また穀類と並ぶエネルギー源でイモ類が活用されていて、目安で1日60~70グラムの摂取が適切とされてます。糖質が主ですが、たんぱく質、脂質は少ないです。カリウム、各種ビタミンが豊富で、野菜に近い食品です。生芋を長く水にさらせばペクチンが水中の無機質と結合し固くなって煮えなくなったりします。また、油脂類は動物性油脂、植物性油脂に分類されていて、植物性は多価不飽和脂肪酸のリノール酸が多くて血中コレステロール低下作用があります。また、動物性油脂も魚油は動脈硬化予防に効果があります。また、良質植物性たんぱく質の摂取で有効な食品が豆類です。実際ほとんどの豆類は含硫アミノ酸不足で、大豆以外はたんぱく価が劣りますが、たんぱく質や食物繊維の給源になっています。
■公衆衛生学では、調理師で注意すべき疾病要因の知識が求められます
好んで学びたいような内容ではないでしょが、調理師にとって正しい衛生の知識は不可欠です。感染源や感染経路など3つの条件がそろったら初めて感染症が発生します。このうちエボラ出血熱に代表されてる1類感染症から、インフルエンザなど4類感染症まで多様の種類あって、対策法が異なります。日本人3大死因として癌・心臓病・脳卒中で約6割を占めていています。胃がんなどは治療法、早期発見で割合減る傾向が続きます。酸性雨の主成分の二酸化硫黄など空気を汚す不純成分や大気汚染などについても対象範囲となります。社会科学的内容で水の衛生条件、人が必要な摂取量などの知識も取り込みましょう。
■暗記ではなく理解する事が大切です
調理師試験は単に暗記をすれば良い訳ではありません。教科書をサラッと読んで、理解しにくいポイントをノートに書き出します。さらにもう一度サラッと読んで書き出します。その作業を何回か繰り返します。その頃にはノートに記載したポイントも一定の量になります。それを重点的に勉強し、ある程度理解できたら過去問を解きましょう。過去問で解けなかった問題もノートに書き出します。最初は、ノートに書くべき問題が沢山あると思いますが、これを理解しながら覚えていきます。その中には、勉強しても理解出来ない箇所がある場合もあります。これをそのままにせず、ネットや本などで調べたりします。
調理師試験は難解な問題は殆どありませんが基本的な問題を落としてしまうと合否に影響を与えてしまいます。そのため暗記に頼るのではなく理解する事を優先しましょう。
※ここに書かれている内容は、個人の感想になります。参考として掲載してあります。